2019年 ユーラシアグループの今年の10大リスク

2019年は10のうち半分が米国に関するリスクでトランプが率いる米国の動向が引き続き
世界情勢の行方に大きな影響を与えるとした

 1, 地政学的な危機を誘発する”悪い種”
 2,米中関係
 3,サイバー抗争のの激化 抑止力が効かない問題も露呈
 4,欧州のポピュリズム
 5,米国内政治 トランプ大統領の不正追及で混乱
 6,イノベーションの冬
 7,意志なき連合
 8,メキシコ  左派の新政権の経済政策に懸念
 9,ウクライナ  ロシアとの外交、軍事的の緊張
10,ナイジェリア  大統領選(2月)の結果次第で混乱も

1位は、地政学上の”悪い種”が何年か先に実を結ぶと予測した
    悪い種の例としては、トランプ大統領の就任以降、民主主義の機能が
    弱体化しつつある米国の政治制度、欧州連合懐疑論が強まる欧州、
米国を中心とした同盟関係の弱体化、各国に広まるポピュリズム、
ナシュナリズムなどとした
2位は、米中関係  米中貿易摩擦の解決の見通しがたたず、テクノロジーや経済、
    安全保障の分野でさらなる緊張が高まると分析
米中はいずれも軍事的衝突は望んでいないが,アクシデントをきっかけに
本格的な外交危機に発展する恐れがあるとした
3位は、サイバー抗争の激化  外国からのサイバー攻撃に攻撃的手段で対抗する
    空間での抗争を激化させかねないと危惧している

意志なく連合は、自由主義秩序を望まないサウジアラビアのムハンマルド皇太子や
トルコのエルドアン大統領らがトランプ大統領と組む可能性、欧州ではポピュリスト
の影響力がさらに強まるとみる。 
と言った具合で世界中の地政学的事象のほとんどが悪い方向に向かっているとした

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