2026年 ユーラシアグループの世界の10大リスク

10大リスクの中にトランプ大統領関係が幾つか観られる。

今年の注目はやはりトランプ大統領か?

1,アメリカの政治革命
2,電気国家 中国
3,ドンロー主義(トランプ版モンロー主義)
4,包囲される欧州
5,ロシアの第2の戦線
6,アメリカ式国家資本主義
7,中国のデフレ
8,ユーザーを食いつくすAI
9,USMCA(米国、メキシコ、カナダ協定)のゾンビ化
10,水の武器化
と発表された。
1,アメリカの政治革命
トランプ大統領は、自らの権力対する抑制を組織的に解体し、政府機構を掌握し、それに対して武器化しようとしている。さらに。トランプ大統領としての任期が残り3年に限られていることに加え、11月の予定されている中間選挙では民主党が連邦下院で多数政党になる見込みだとしてレガシーを定着させようと、リスク回避的になるどころか、よりリスクを取るようになるだろうとも指摘した。関税については、2025年ほどではないにせよ、貿易及び非貿易上の譲歩を引き出すために引き続き利用するであろうと見通しを示した。
2,電気国家 中国
中国は電気自動車、蓄電池、再生可能エネルギー、AIなどを支える電気スタック
(セルを複数直列に接続して積み重ねた集合体)を掌握し、21世紀型経済の中核を支配しつつある。
 一方、アメリカはこの分野で後れを取り、将来的に中国への依存を深める恐れがある。
 エネルギーと製造の主導権を巡る構造的な競争が世界経済と地政学を大きく左右する。
3,ドンロー主義
トランプ政権は西半球におけるアメリカの覇権を再主張し、中国、ロシア、イランの影響力排除を強硬に進める。
 軍事的威圧、経済的強要、制裁を組み合わせた手法は短期的成果を生む可能性がある。
 一方反米感情を拡散させ、結果的に中国への接近を促すなどアメリカの長期的影響力を損なうリスクが高い。
4,包囲される欧州
欧州主要国では政治的中道が崩れ、弱体で不人気な政権が内外から圧迫されている。アメリカの後退により安全保証の空白が拡大し、ウクライナ支援や対ロシア抑制が困難になる。
 政治的不安定化が一国でも顕著化すれば、その影響は欧州全体に波及する。
5,ロシアの第2の戦線
 ロシアはウクライナ戦争と並行し、サイバー攻撃、インフラ破壊、GPS妨害、偽情報などのハイブリット戦を欧州全域で強化する。
 水、電力、通信などの重要インフラが標的になりNATOの対応次第ではエスカレーションの危険が高まる。
6,アメリカ式国家資本主義
経済減速や市場混乱が起きた場合、アメリカ政府は国家安全保障を名目に企業介入を強め、選別的救済や統制を進める可能性が高い。政治的忠誠が企業の運命を左右し、市場原理と法の支配が損なわれることで、投資環境の不透明性が増す。
7,中国のデフレ
中国経済は需要不足と不動産不況によりデフレ圧力に直面している。過剰生産品の輸出は世界市場に価格下落圧力を与え、貿易摩擦を激化させる。
 内需回復に失敗すれば、中国初の経済停滞が世界成長の重荷となる。
8,ユーザーを食いつくすAI
AI競争は加速する一方、収益化モデルは不安定でユーザー価値を損なう形での囲い込みや搾取が進む恐れがある。
 規制の遅れと過剰投資がバブル崩壊を招けば、金融市場と実体経済の双方に悪影響を及ぼす。
9,USMCAのゾンビ化
USMCAは形式上存続するものの、政治対立と保護主義により実質的に機能不全に陥る。
 北米経済統合は、停滞し企業はサプライチェーンの不確実性に直面する。
10,水の武器化
干ばつや水不足が深刻化する中、水資源と水インフラが地政学的、軍事的な攻撃対象となる。
 ダムや水管理システムへのサイバー攻撃は社会混乱を引き起こし易く、国家的、国内紛争を増幅させる要因となる。

とした。大変厳しい年になりそうです。

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